残された家族の負担を軽くするための遺言書作成
江東区門前仲町の司法書士の唐澤です。
久々に実家に帰省して荷物を整理していたら昔に作った銀行口座の通帳が出てきました。
ただ、残高が100円ちょっとしかなかったのでそのまま放っておく事にしました。
ところで、みなさんはご自身の財産(預貯金、有価証券、不動産など)や負債(住宅ローンやカードローン)はしっかり把握されていますか?
だいたいは分かっている、という方が多いのではないでしょうか?
では次にご主人様(奥様)の方の財産や負債はわかりますか?また、ご両親の財産や負債はわかりますか?
・・・どうでしょう。
分からないという方が多いのではないでしょうか?
最も身近な家族のものでも他人の財産や負債というのはわからないものです。
ですので、相続手続きにおいても亡くなった方の相続財産、負債の調査は大変なことが多いです。
どこにどんな財産があるのか、借り入れがあるのか残された資料の中から多くの労力をかけて調べなければなりません。
私も、相続人からのご依頼で遺産整理業務で財産調査を行うことがありますが、かなりの時間も労力もかかりますし、100%完璧に調査するということは現実的に難しいものになります。
そのように残された家族がスムーズに手続きを行えるようにするためにも遺言書で財産・負債としてなにがあるか、また誰に承継させるのか等をしっかりと残こしておくのが一番です。ただ・・・遺言書となるとなかなか筆が進まない、気が乗らないという方も多いようです。そこで、そんな方はまずは遺言書を書こうと思わずに、一先ずご自身の財産、負債を一度書き出してところから始めるのはいかがでしょうか。相続争いがない場合であれば、そんなメモが有るだけでご家族の負担はずいぶん軽減されると思います。
家族の事を思って遺言書を作成しておきたい、ご相続のことについて相談したいという方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
江東区にお住いの方についてはご自宅へ出張も可能です。